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どういうわけか わからないが 紀行文 旅行記が読みたくなる
そして それが 永井荷風 である
理由はとりたててないが 読めば ひきこまれる
描写の美しさ と 悲しいはなし
どこか 行きたいのかも しれない
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人差し指へ

DSCN7265.jpg

元気かい すまなかったと思う
今は 中指が 一緒にいてくれる 白い包帯のなかで
ゆっくり おやすみ
わたしにとって お前がなんであったのか
左手の 人差し指
ギターでいえば 番号は 1
そして
何百 何千 作った記憶のある 削ぎの花入
1350gの土を上へと のばして いたのは
右手人差し指の 第一関節と第二関節のあいだに
いつも あなたの 第一関節が あった。

レントゲンの光の下で ブルブル震えていた指よ
あなたが いとしい
あなたに ふれたい

剥離骨折

夕刻 クローバーをみる。 春の風にゆれている。いつみてもかわいい。
赤紫の花をさかせた野えんどうが 間に 背を伸ばせている。遠くで鳥の鳴く声がし 後ろからは 風で竹がこすれる音がする
指の割れた部分が広がったようである。なにもできないということもない。2本指でも弾けるものはあるのか
そもそも ギターが弾けなくなるのかわからない。昔 音を拾ったツエッペリンのBlack Mountain Side これなら 多分いける
でも 少し待て お前は何者だ 火をおこせ。

クローバー

まだ十代 外の世界を知らなかった頃 家の軒下にはかたばみがあった。かたばみの花は ピンク色かたちもいたってシンプル
かたばみは雑草としてそこに生えていたのではなかったと思う。その三枚の葉の 群れは 退屈な農村の象徴にも思えた。
四つ葉のかたばみは でも どこを歩いても 見つけることはできなかった。
いま 庭には 小さな紫がかった かたばみと クローバーがいたるところに 生えている。しぼみかかった八朔を食べながらみおろすと クローバーの葉が 一様ではなく かといって複雑でもなく三枚の内ひとつが かたむいたりS字に曲がったりして 見ていて飽きない。かたちは天井に葉があるだけ 白い クリスマスケーキのような 帽子のような 花も 一本伸びた茎のうえにひとつある。夕方になると 店じまいでもするかのように 葉を折りたたんでいるのもある。そういえば クローバーの下は雑草があまりでてこない。
幸福は外のどこにもなかったけど 案外 この クローバーの森の中に あるのかもしれない。飛ぶことのできる小さな羽を持った小さな虫にもしも生まれ変われたら 森の中を 旅がしたい

ゆび

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きのう 自ら設置したイノシシよけの柵に足をひっかけ転倒
左手人差し指骨折
残る親指と3本の指で しかし ギターを弾く
コストの Aメジャーは できた
覚えたばかりのフーガを 30分かけて完奏
セーハは中指で 和音は ブサイクにばらして
i の指が いとしい

プロフィール

saigama

Author:saigama
  柴窯
愛媛県大洲市柴甲316番地
柴窯 たてはやweb

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